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公開日 2025.12.09
更新日 2026.01.23

京都の着物レンタル店の選び方とは?レンタルする際の流れも解説

京都の街を着物で歩けば、いつもの観光も特別な思い出になります。せっかくなら、自分にぴったりのレンタル店を選びたいところです。

初めての方でも安心して楽しめるよう、京都での着物レンタルの流れと、お店選びのポイントを紹介します。気に入った一着をまとい、京都らしい一日を過ごしましょう。

京都で着物をレンタルする流れ

京都で着物をレンタルして観光を楽しむときは、予約から返却までの流れを前もって把握しておきましょう。初めての方でも安心して利用できるよう、多くのレンタル店ではサポート体制が整っています。

流れを知っておけば、当日慌てることなくスムーズに行動でき、観光時間をたっぷり満喫できます。ここでは、一般的なレンタルの流れを詳しく見ていきましょう。

日時を予約する

まずは利用するレンタル店を決め、日時を予約します。京都では観光シーズンになると多くの人が着物を楽しむため、希望の日時が埋まることも少なくありません。特に春の桜シーズンや秋の紅葉時期は、早めの予約が重要です。

予約は店舗の公式サイトから行うか、電話で問い合わせましょう。予約時に希望のプランやオプションがあれば伝えておくとスムーズです。プランには、着物のグレード・着付け・ヘアセットの有無・返却時間の延長などが含まれる場合があります。

旅行の予定に合わせて、到着時間や観光ルートを考慮しながら予約しておくと、当日の行動がよりスムーズになります。

関連記事:【京都で着物を楽しむ】最適な時期とレンタルのコツ

当日に来店する

予約当日は、余裕をもって店舗に向かいましょう。京都市内は観光地周辺で交通が混雑しやすいため、少し早めの到着がおすすめです。

到着後はスタッフが受付を行い、身分証の提示や説明を受けます。その後、着物のサイズや希望するイメージなどをヒアリングします。

行く予定の場所や写真撮影の時間帯を伝えておくと、スタッフが雰囲気に合う着物を提案してくれます。京都らしい落ち着いた柄や、華やかなトレンドデザインなど、目的に合わせて選べます。

着物を選ぶ

いよいよ着物選びです。レンタル店によって取り扱う種類はさまざまで、古典柄・モダン柄・アンティーク風・レース着物など、多彩なラインナップが揃っています。季節や行き先に合わせて選ぶと、より一層京都の街並みに溶け込みます。

春は桜色や淡いトーン、夏は涼しげな麻素材、秋は紅葉を思わせる深い色合い、冬は濃色にショールを合わせると上品にまとまります。帯や帯締め、バッグの組み合わせで印象が変わるため、全体のバランスを見ながらスタッフと相談して決めましょう。

お気に入りの一着を選ぶ時間も、京都観光の楽しみの一つです。

関連記事:冬の京都で着物レンタルは寒い?防寒対策や選び方も紹介

着付けやヘアセットをしてもらう

着物が決まったら、専門スタッフによる着付けが始まります。プロの技で帯の形や衿元、裾のラインが美しく整えられ、着崩れしにくい仕上がりになります。

所要時間は約20〜30分。体型や姿勢に合わせて丁寧に着付けてもらえるので、初心者でも快適に過ごせます。

オプションでヘアセットを頼むと、より華やかな印象に。和髪風のアップスタイルやゆるくまとめたアレンジなど、顔立ちや着物の雰囲気に合わせたスタイルを提案してくれます。

髪飾りや帯留めなどの小物を加えると、全身に統一感が生まれ、写真映えもします。着付けが完了した瞬間から、まるで別世界にいるような気分を味わえるでしょう。

荷物を預けて出かける

着付けが終わったら、不要な荷物を店舗に預けましょう。観光中は荷物が少ないほど身軽に動けます。多くのレンタル店では無料または有料で荷物預かりサービスを提供しており、キャリーケースやリュックなどの大きな荷物も預けられます。

貴重品やスマートフォン、カメラ、ハンカチなど、必要なものだけを小さなバッグに入れて出発すると快適です。京都の町は坂道や石畳も多いため、歩きやすいようにバッグは軽めがおすすめ。

荷物を預けて身軽になれば、清水寺や祇園など人気エリアもゆったり散策できます。

返却する

観光を満喫したら、返却時間を確認して店舗へ戻ります。返却は閉店時間前までに済ませるのが基本です。着替えしたあとは、スタッフが着物の状態をチェックし返却完了となります。

クリーニング不要で、そのまま脱ぐだけで返却できるのもレンタルの魅力です。

店舗によっては「翌日返却」「ホテル返却」「宅配返却」などの便利なサービスを用意しています。夜まで観光を楽しみたい方や、翌日も着物で過ごしたい方は、こうしたプランを選ぶとゆとりのある旅ができます。返却後はお店周辺で夕食を楽しむのもおすすめです。

京都の着物レンタル店の選び方

京都には数多くの着物レンタル店がありますが、どこを選ぶかで体験の満足度は大きく変わります。京都旅行をより楽しむためにも、デザインや料金、立地、口コミなどをしっかり比較して選びましょう。

ここでは、失敗しないお店選びのポイントを順に解説します。

取り扱う着物の種類とデザイン

お店によって扱う着物の傾向や品揃えは大きく異なります。古典柄や正統派の訪問着を多く揃える店舗もあれば、レース着物やくすみカラーなど、今どきのおしゃれ着物を得意とするお店もあります。

特にSNS映えを重視するなら、淡いトーンやニュアンスカラー、レース地などのトレンドデザインが充実している店舗を選ぶと良いでしょう。

Instagramなどで「#レース着物京都」や「#京都着物レンタル」と検索すれば、実際の着用写真をチェックできます。気になる店舗をチェックし、好みの色味や雰囲気に合う着物があるか確認しましょう。

レンタルプランの価格と内容

レンタル料金は、プラン内容によって大きく変わります。安さだけで選ぶと、帯や小物が別料金だったり、着付けやヘアセットが含まれていなかったりする場合もあります。
基本的には「着物一式+着付け+小物+ヘアセット」が揃ったセットプランを選ぶと、当日の準備がスムーズになります。
また、時間制限や返却方法にも違いがあります。観光を一日中楽しみたい場合は「翌日返却プラン」や「ホテル返却サービス」を利用できるお店を選ぶのがおすすめ。自分のスケジュールに合うプランを選ぶことで、時間に追われることなく京都を満喫できます。

割引やオプションの有無

お得にレンタルを楽しみたい方は、割引やキャンペーンの有無もチェックしましょう。グループ割や学生割引を実施している店舗なら、数百円から千円単位でお得に利用できます。
さらに、髪飾りや帯飾り、草履などの小物を無料でレンタルできるお店もあります。オプションでプロのヘアセットをお願いすれば、より完成度の高い着物姿に。ちょっとした工夫で印象が大きく変わるので、プランの詳細は事前に確認しておきましょう。

立地やアクセスの良さ

着物をレンタルする際は、立地がとても重要です。返却のために無駄な移動が発生すると、せっかくの観光時間が削られてしまいます。たとえば、清水寺近くでレンタルし祇園や河原町で夕方を過ごすと、返却のために再び清水寺まで戻る必要があり、往復で1〜2時間を費やすことになります。

観光スケジュールに合わせて、行きたいエリアの近くでレンタルするのが賢い選択です。祇園・河原町・京都駅周辺は観光にもアクセスが良く、返却もスムーズにいくでしょう。

口コミや評判

店舗選びに迷ったときは、口コミを参考にするのが一番確実です。GoogleマップやSNSで実際に利用した人のレビューを確認し、着物の品質やスタッフの対応、着付けの丁寧さなどをチェックしましょう。

写真付きの口コミは参考になります。どんな仕上がりになるのか、どのような雰囲気の着物が揃っているかが一目で分かります。

星の数だけでなく、コメントの内容も確認すると、自分に合ったお店かどうか判断しやすくなります。

荷物の預かり対応

観光を楽しむうえで意外と重要なのが、荷物預かりの有無です。キャリーバッグや大きな荷物を持ったまま観光するのは大変ですが、荷物を預けられるお店なら身軽に出かけられます。

多くのレンタル店では、無料または有料で手荷物・スーツケースの預かりサービスがあります。特に旅行初日や最終日は、宿泊先とレンタル店の距離を考慮し預かり対応のある店舗を選ぶのが理想です。

中には、観光後にそのままホテルや京都駅に返却できる便利なプランもあるので、前もって確認しておきましょう。

京都で着物をレンタルする際の注意点

最後に、初心者の方でも安心して京都観光を楽しめるよう、着物レンタルの際に気をつけたいポイントを詳しく紹介します。

キャンセル・変更の対応

着物レンタルは、春や秋など観光シーズンに予約が集中します。そのため、希望する日時で利用するには早めの予約が欠かせません。特に週末や連休は1か月前に予約しておくのが理想です。

ただし、旅行は天候や体調によって予定が変わることもあります。急なキャンセルや変更に対応できるかどうか、店舗の規約を確認しておきましょう。多くの店舗では前日まで無料で変更できますが、当日キャンセルはキャンセル料が発生する場合があります。

また、予約時間に遅れると次の枠に影響するため、着付けや準備に入るまで時間がかかることも。京都観光を無駄なく楽しむためにも、予約時間より少し早めの到着を心がけましょう。

着付けのチェック

着物を着せてもらったら、出発前に鏡の前で全体をチェックしましょう。特に確認したいのは、背中の縫い目・衣紋・衿元・裾・シワの5点です。

まず背中の縫い目「背中心」は、背骨にまっすぐ沿っているのが理想です。ずれていると、歩くうちに裾や衿が崩れやすくなります。次に、衣紋と衿元は「つまりすぎず、あきすぎず」が基本。首の付け根に軽くこぶし一つ分の空きがあると、上品で清潔感のある印象になります。

裾の長さは草履を履いたときにくるぶしが少し見える程度がちょうどよく、長すぎると裾を踏んでしまうので注意しましょう。

最後にシワですが、腰や脇、背中にシワが寄っていると歩いているうちに着崩れの原因になります。プロが着付けしても、自分の目で最終確認してください。

レンタルや返却の時間

着物レンタルでは、返却時間をしっかり把握しておきましょう。観光の途中で時間を忘れてしまうと、返却が遅れ延長料金が発生する場合もあります。

また、店舗によっては「翌日返却」「ホテル返却」などのオプションも用意されています。夜まで着物で過ごしたい人や、翌朝も観光を楽しみたい人はこのプランが便利です。

返却時は、観光ルートとお店の位置関係を確認しておくと良いでしょう。スケジュールに合わせ、立地を考えた店舗選びを心がけてください。

立ち居振る舞い

着物をきれいに保つには、立ち居振る舞いにもコツがあります。まず歩き方は、歩幅を小さめにして裾が乱れないよう意識するのが基本です。

大股で歩くと裾が広がって着崩れやすくなるため、つま先を少し内側に向けるように歩くと上品に見えます。

立つときは背筋をまっすぐにし、肩を軽く開いてリラックスした姿勢を意識しましょう。座る際は裾を少し引いて腰をゆっくり下ろし、背中を丸めないよう注意します。

車に乗るときは裾を手で押さえながら腰を先に入れ、足を揃えて回転するように座ると、帯や裾を崩さずに済みます。

トイレを利用するときは、裾を両手で持ち上げて肩にかけると汚れを防げます。洋式トイレを選び、落ち着いて行動すると安心です。

汚れや破損に対する保障や保険

京都観光では食べ歩きや写真撮影など、着物が汚れるリスクもあります。小さな汚れは問題ない場合が多いものの、食べ物のシミや破れなどは追加料金が発生することもあるでしょう。

そのため、補償制度や保険の有無は必ず確認しておきましょう。多くの店舗で数百円程度の「着物保険」を用意しており、もしもの時の修繕費をカバーできます。観光中に気兼ねなく過ごしたい方は加入しておくのがおすすめです。

また、汚れを見つけた際は無理に拭き取らず、返却時にスタッフへそのまま伝えましょう。誠実に対応すればトラブルに発展することなく、安心して京都の一日を楽しめます。

京都で着物レンタルを楽しむために

京都での着物レンタルは、店舗選びや予約のタイミング、着付け後のチェックなど、いくつか注意点を意識すれば快適に楽しめます。返却時間や立ち居振る舞いにも気を配れば、着崩れやトラブルを防げます。

しっかり準備を整え、自分に合ったお店で心ゆくまで京都の魅力を堪能しましょう。

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